PC1 から PC2 にメールが送られる場合、PC1 から PC1 が接続するメールサーバーA までの間が、暗号化されます。
この図では、青の線が、PC1 から送信されたメールが、メールサーバーA へ送信され、メールサーバー A から、インターネットの機器を経由して、メールサーバーB ににたどり着き、受信者が、PC2 のメールソフトで受信すると、PC1 から送られたメールが受信されるルートを、イメージで示しています。赤い線は、その逆です。
PC1 からメールが送られる場合、この図では、PC1 と メールサーバーAが 1対1ですが、実際には、PC1 から、ルーターを経由して、メールサーバー A にたどり着くまで、複数台のルーターやサーバーが介在します。
この間が暗号化されることで、PC1 がメールサーバーA と送受信する際の、ログイン名、パスワード、メール本文が暗号化されるため、メールサーバー A にたどり着くまでに、これらの情報が、見られたり改ざんされる可能性がなくなります。
メールサーバーA B 間でのメールのやりとりには、送信者/受信者のパスワードは介在しません。また、メールサーバーA B 間は、お互いが暗号化サポートの場合、サーバー間の通信も暗号化されます。
弊社のメールサーバーをA とすると、送信者あるいは受信者のメールサーバーB と PC2 の間が暗号化されているか否かは、こちらで感知することはできません。が、仮に、メールサーバーB と PC2 の間も暗号化がサポートされていると、全ての経路で通信が暗号化されていることとなり、PC1 と PC2 間にどのような機器が介在しても、通信を見られたり、改ざんされたりすることはなくなります。
この意味で、今後、暗号化サポートのメールサーバーは増えて行く傾向にあります。